ミラクル母

2015年11月01日

よくわからないクリーム戦争

今も昔もいろんなハンドクリームやボディークリーム、
ローションや乳液などがありますよね。
小さい頃はおばあちゃんの影響もあり 、お風呂上がりや
外へ出かける時に決まって顔から手から足から
オロナインをぬられていました。オロナインっていうのは
てっきりそういうもんだと思っていたのですが、
オロナインって一応薬なんですよね…
殺菌効果抜群だったでしょうね😜

程なくして母が凝りだしたのがニベアクリーム。
おばあちゃんにオロナインつけてもらった後に、それを知らない
母がニベアをつけるってこともざらにありました。
ニベアと同じく流行ってたのがアトリックス。
手でパンパンってやるCMの真似よくしました。

母がニベアがまだあるのにアトリックスを買ったものだから、
オロナインとニベアとアトリックスを身体中に塗りたくる毎日。
手と足はアトリックス、身体はニベア、首から上はオロナイン…
たまにいろいろ混ぜて使ってみたり…
母がやってるから大丈夫と思ってましたが、こんな使い方
普通しないですよね。

そんなクリームたちも後に出たアロエクリームに
取って代わられてしまいました😅



 

tsu_tsu_kitoto at 14:48|PermalinkComments(2)TrackBack(0)

2015年09月30日

ク~ワーオン!

実家でのこと。
一人で部屋にいると、母がソロソロと階段上ってきて
突然ドアを開けて脅かします。
ミシミシ音がするのでたいていわかるのですが、
母は話し相手が欲しくてやってくるのです。
母に悪気がないので、そんなに怒れません。
妹はむちゃくちゃ怒りますが・・・
そりゃ突然ドア開けられたら誰でもびっくりするし
怒りたくなる気持ちもわかるのですが困った

高校のときそれはそれは頻繁でした。
「勉強してるのに~!」と妹と文句言ったら、
あっさり引っ込んだのです。
そしたらソロソロ上ってくるのをやめて、ドタバタ上りで
階段を上ったり、テレビの音大きくしたり・・・
前の方がましだよねと妹と相談の上、突然きてもいい
ということにしたのです。

いくらソロソロ歩いても階段上るとミシミシと音が聞こえるので、
それを合図に来るのを待ち構えてました。すると・・・
ドアが開いたと思ったらライオンのまねして
「ク~ワーオン!」と叫んだのです。
その格好と言葉がおかしくて大笑いしました。

次の日も絶対来ると妹と予想して、その姿をカメラで
撮ろうかという話になったのです。
その日の夜、準備万全で母が来るのを待ちました。

ミシミシミシ・・・・・

「来るよ来るよ」 
「し~!だまって」 
ミシミシミシ・・・

そしてドアが開きました。

「ク~」  パシャ

その写真は、ドアを開けた瞬間の「ク~」と言ってる顔で、
とっても恥ずかしい写真です。
母は当然その写真を取り返そうと必死でしたが、
妹が隠してしまいどこに行ったか行方不明でした。

それが最近出てきたのです。
『ク~ワーオン』の写真だよと言って母に見せたら、
顔赤くして破り捨てちゃいました。
よっぽど恥ずかしかったのでしょうね。

捨ててもまだ同じ写真あること知ったら、
全部捨てられちゃうだろうな・・・



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2015年08月01日

オレンジ親子丼

グレープフルーツに砂糖をかけて食べる、
これは子供の頃食べたことがある人多いのでは
ないでしょうか。

父が海外に仕事で行ってたので、
母が好きなサンキストオレンジ(バレンシアオレンジ)
を箱ごとよく宅配で送ってきてくれました。
母はそのまま食べるのですが、妹と2人でよく
グレープフルーツのように砂糖をかけて食べる
というのをよくやりました。
手がベチョベチョになるのですが、とっても美味しい。

当時よく作ってくれた母の料理に、
鶏肉のレタス包みオレンジソースがけと、
親子丼があります。
オレンジソースがけが美味しくて、
また食べたいとせがんでましたが
なかなか作ってくれませんでした。
親子丼は頻繁だったのですが・・・

そんな小さい頃を思い出して、
大学生の頃母に親子丼を作ってほしいと頼みました。
が、なんかあの頃の味と一味違うような・・・
そんな話をしたら母が、
「あたりまえじゃん、サンキスト買ってないもん」
と言うのです。何が関係ある?
と思い聞いたら、オレンジソースが失敗したら
それ捨てるのがもったいないから親子丼にしてた
というんです。あの頃食べてたのはオレンジ親子丼・・・

知らずに食べてたとはいえ、この母は・・・
と思わずにいられませんでした困った

まずいと思わなかったのは味覚音痴だったから
なのかなぁ・・・悲しい












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2015年07月30日

一本まずら

母は漬物が大好きです。
必ず何かしらの漬物が食卓に並びます。

そんな母は自分作ることを覚え、
いろんな漬物を漬けるようになりました。
その中のひとつが沢庵。

この沢庵は、沢庵 宗彭(たくあん そうほう)
というお寺の住職が広めたという説があります。
元々「じゃくあん漬け」と呼ばれていて、
「混じり気のないもの」という意味でした。
後に沢庵宗彭の存在が出てきたことにより、
「じゃくあん」→「たくあん」→「沢庵和尚の考案したもの」
という考え方が広まったというわけです。
他にも、「たくわえづけ」が転じたものという説もあります。

沢庵和尚は、大徳寺の住職だった時に、
幕府の行政に抗議して1929年出羽の国
(山形県上山)に追放。
その地で農民たちに、
塩と米糠を使った野菜の貯蔵の一つとして漬けたのが大根。

4年後にやっと許され、
徳川三代将軍家光公の重用を得て、品川に東海寺を開山しました。

沢庵宗彭が創建した東海寺では、初めは名も無い漬物でしたが
ある時徳川家光がここを訪れた時に出したら気に入り、
『名前がないのであれば、沢庵漬けと呼ぶべし』
と言ったと伝えられています。
なお東海寺では禅師の名を呼び捨てにするのは
非礼であるという考えから、
「百本」という呼び名を用いています。
因みに百本は、乾したり漬けたりするときに
一桶に入れる単位だったらしいです。

沢庵和尚のお墓は、品川区北品川の『東海寺』にあるそうです。

そんな沢庵。母もたいそう気に入ってる漬物の1つです。

でもね、夕食のとき長い沢庵を切らずに
どさっと皿に一本出すとはどういうことでしょう。
母は「一本まずら食べるの夢だったんだぁ」
と言いますが、それしかおかずがないのも嫌なものでした。

一本まずら・・・一本全部という意味です。

それが3日続いた日には、
「何故毎日沢庵?違うのにしてよ!」と
文句を妹と2人で言いました。ひどいですよね・・・

でも一本まずら美味しそうに食べる母の顔・・・
幸せそうでした。



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2015年06月01日

ガエツ騒動

田植えの季節になるとうるさくなるのがカエル。
ゲコゲコ本当にうるさい。
夜になると激しくゲコゲコ鳴くので眠れない日なんかは最悪。
実家の隣は今でも田んぼです。

実家の方ではカエルのことをガエツと呼ぶのです。
そのガエツ、窓を開けておくとお風呂に侵入。
前の日の残り湯で泳いでることもありました。
網戸にへばりついていたり、靴のなかにいたり・・・
知らずに履いた日には、足の裏が気持ち悪くてたまりません。
ガエツが進入できないようにちゃんと閉めてるのですが、
一体どこからやってくるのやら・・・
このときの家は、建替えようかと話してた時期だったので、
いくらきちんと閉めていても進入ルートがあったのでしょうね。

そんなガエツが夜になるとものすごい勢いで鳴き出します。
あまりのうるささに母はお玉と鍋を持って外へ飛び出し、
お玉で鍋をカンカン鳴らすのです。「恥ずかしいからやめなよ」
というのもきかず・・・でも不思議と鳴き声弱まるんですよ。
びっくりですよね。
毎回そうやって弱めていたけど、ねべのそこが
盛り上がってきたのを見て、やっとやめる気なってくれました。
どんな力で叩いていたんだか・・・

そのうち窓を開けて「うるさ~いガエツ!」と言うように
なっちゃいました。これもまたきくんです。
でも近所に丸聞こえ。恥ずかしい・・・

そんなガエツも農薬には勝てません。
隣の田んぼ農家の人が農薬まいた夜は、本当に静かなんです。
あれって危険察知でどこか逃げちゃってるのかな?
それとも・・・


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2015年05月01日

変わった中身

母は、なんでも「す」がすきなのです。
酢ではなくて素・・・

そんな母が具入りのおにぎりに目覚めたのですが、
なんともいえないそのおにぎり・・・

始めは鮭のみだったのに、どこで覚えてきのか
スパゲッティや卵焼きまで入れて作ってしまいます。
それはまだ美味しいからいいのですが、
一番びっくりな具がかきのたね。
そう、あのお菓子のかきのたねです。

聞くと「ええぇぇ~!!」と思うでしょ?
でもこれが意外といい味出したりするんです。
本当にびっくりですよ!!

もう一つ変わったのは、うまか棒+チーズ。
これは食べても何だか分からなくて、
母に聞いたらそう言ったのです。
びっくりおにぎりですよね。

こんなびっくりおにぎりを数知れず作ってきた母。

中でも一番美味しかったのはポテトチップスを使った
おにぎりでしたよ。

ちょっと変わったおにぎりの具でした。


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2015年03月10日

ピエロがやってくる!?

小さいとき家にあった水飲み鳥。
あれの動きを見てるのがとっても大好きでした。


水飲み鳥とは、
丸いおなかに長い首、
スポンジで包まれた頭につき出たくちばしの水のみ鳥は、
ゆらゆらとゆれながら、
ときどきコップにくちばしをつっこんで水を飲み、
またゆらゆらとゆれ続ける愛嬌のあるものです。

見ているだけならまだしも、どうして水を飲むのか気になり、
いじって壊しては母がまた買ってくるという悪循環。
そのうち母も怒ってしまい、水飲み鳥はかくされてしまいました。
かわりに渡されたのがピエロの置物。
これがまたすごく怖くて嫌いでした。
何度となく投げては壊し接着剤で塗り固められ、
ピエロの置物は強く醜くなっていきました。
怖いので隠すと、いつの間にか元の位置に戻ってる・・・
母がやっていたことなのですが、
当時はピエロが動いた~と大騒ぎ。

母はそれをいいことに、ピエロの怖い話までしちゃって、
悪いことするとピエロが本当にやってきておしおきされる
と教えられました。
なにかするたび、ピエロに
「ごめんなさい、出てこないでくだい。」
なんて言ってみたり。

それを見てほくそ笑んでいた母・・・

そのピエロの置物も今やどこにいったのかわからなく
なってしまいました。
もう一度ピエロの置物みたいなぁ・・・


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2014年09月20日

あこがれの長い髪

その昔、母はみつあみができるほどの
長い髪だったそうです。
結婚したころからショートにし、
その後何度も長く伸ばそうとしたけど
耐え切れずにカット。
一度短くしたらその方が楽なようです。

が、しかし長い髪にあこがれを抱く母は、
ウィッグを購入してたのです。
その存在を知ったのは、小学4年の頃。

誰もいないはずの家の風呂から鼻歌が聞こえてきて、
恐る恐る覗くと髪の長い女の人の影が。。。
「誰?」声をかけたのですが返事が返ってこない・・・
何も考えずドアを開けると、
ウィッグつけた母がシャワー浴びてるじゃないですか!!
もう本当にびっくりしました。

慌てた母は、「絶対これないしょだよ!」と
焦りながら言いました。頷いたものの、
その光景があまりに衝撃的で、度肝をぬかれました。

その後ウィッグは見当たらないけど、
今だに隠れてやってたりして^^


at 22:11|PermalinkComments(0)

2013年09月30日

飽きない本

TVで
「この本は飽きずに読めますね。」
「本当おもしろい、最後まで読める雑誌なんて
そうないですよね。」
と雑誌の紹介をしていました。
そこに飛びついたのが母。

雑誌のタイトルも見ず、ただ‘飽きない本‘と
インプットされたまま本屋に行ったものだから
探すのが大変。
へんくつばーさんのいる本屋じゃ嫌だからと
違う本屋に行ったけど、
「飽きない本ください。」
と話しても店員は???なんです。

探せと言われても、どの本かわからないので
探しようがなくて・・・
次から次へとこれ?と持っていっても
違うという母。
結局見つからないままになってしまいました。

いったいその本の正体はなんだったのでしょう。
今だに本屋に行くと「飽きない本は?」
と探しまくる母。

TVでやってた本の正体はいったい
なんの雑誌だったのでしょう??




tsu_tsu_kitoto at 22:20|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

2013年05月10日

母の部屋

母の部屋はめちゃくちゃです。
詰め込むだけ詰め込んで、整理しようにも
どう整理していいのかわからない
物置状態になっています。
だけど、そこは母の宝が詰まった部屋で、
ごみに値するものがないのです。

整理すると言ってはやらず、
涼しくなってからとか、
春になってからとか片付け延期を宣言して
今に至ります。

そんな母の娘時代の部屋を見たことがあります。
柱に名前を彫ったり、シールを貼ったりした後が
残ってました。そんな母の思いでの部屋も
昭和時代に建替えで姿を消しました。

今どうであれ自分の部屋があるけど、
娘時代の部屋がなくなるということは
寂しかったに違いないなぁと感じています。
時々懐かしそうに話す母を見てると
尚更そう感じます。


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